出版社・レーベルの紹介文

「アスペルガー症候群」の正しい知識、家庭で求められること・気を付けること、手段生活を送る時のポイントを、イラストを多用し、ビジュアル的に、わかりやすく解説します。また、具体的な例で周囲はどう助けていくかを説明しています。

目次

第1章:アスペルガー症候群の子どもたち
■ことばや行動に3つの特徴が現れる
■COLUMN:「こころの理論」と「逆さバイバイ」
■ことばの理解や使い方が独特(言語性コミュニケーションの特徴)
■相手の気持ちやその場の状況を読み取れない(非言語性コミュニケーション<社会性>の特徴)
■こだわりが強く、行動パターンが決まっている
■生まれつきのこんな特徴もみられる
■こんな病気・症状を合併することもある
■アスペルガー症候群には3つのタイプがある
■COLUMN:アスペルガー症候群の有名人

第2章:アスペルガー症候群はこんな障害
■「自閉症スペクトラム障害」に含まれる
■アスペルガー症候群の診断はこのように行われる
■知能検査は、診断だけでなく、支援を考えるのにも役立つ
■アスペルガー症候群は、育て方やしつけが原因ではない
■早期発見・早期介入が発達を助ける
■アスペルガー症候群のサインを見逃さない
■気をつけたい心理症状・二次障害とその対応
■COLUMN:アスペルガー症候群の歴史

第3章:アスペルガー症候群の子どもへの対応の基本
■子どもを支援し、生活を豊かにする「療育」
■個別教育プログラム「TEACCH」とは
■TEACCHで生活環境を整える
■コミュニケーションをとる15のポイント
■大切なのは、1人ひとりの子どもの特性に合わせた対応

第4章:起こりやすいトラブルとその対処法
■トラブルの種類に合わせて対処法を考える
■トラブルと対処法

第5章:家庭で求められること・気をつけること
■よい夫婦関係からよい親子関係が生まれる
■求められるのは「正しい理解」と「ほめる子育て」
■きょうだいや祖父母との対応は、ここがポイント
■きょうだいには、特性や対応のしかたを教えていく
■適切な時期に必要な指導やかかわりを
■小学校入学までに教えておかなければならないこと
■身の回りのことはできるだけ自分でできるようにする
■思春期に入る前に、余暇を楽しめるようにする
■「性」や「死」について教える
■本への告知は、障害に対する理解と自分自身への自信を深めてから
■COLUMN:アスペルガー症候群などの障害に誤解や偏見のない社会を

第6章:集団生活を送るときのポイント
■幼稚園や保育所、小学校に入れるときに気をつけたいこと
■COLUMN:2007年4月から始まった「特別支援教育」とは
■周囲の人には、まず診断名ではなく、特性を伝える
■学校生活や学習を円滑に進めるために
■中学校や高校は本人の意思を尊重して選ぶ
■COLUMN:大人のアスペルガー症候群

第7章:社会的自立をめざして
■1人で生きていけるスキルを身につける
■必要なスキルを身につけて仕事に就き、社会的に自立する